悲しいミヤビ
いつか京都で結婚… Vol.10
独身族の皆様ごきげんよう。
京都の結婚に憧れてる滋賀人ミヤビです。
ノンはほんとに勘が鋭い。
「ね~ミヤビ、ミヤビさ、最近婚活してる?
てか、彼と会った?会ったでしょ?」
図星です。
「なんにもしなかったよ」
って言ったミヤビの言葉はまるで親に叱られてる幼稚園生の
へたくそな言い訳。
「そうじゃない。会ったことが全て間違いなんだって。
ミヤビには綺麗な白むく着て、
あの京都で幸せな結婚式をして欲しいから忠告してるの!」
ノンはいつになく厳しい。
そろそろ言うこと聞かないミヤビをシカトする日が来そうで怖い。
翌日、元彼からメール。
「この前は会ってくれて有難う。
ミヤビさえよければ京都に行かないか?
もちろん二人で京都。
この前ミヤビが京都で結婚するのが夢だったって言ってたから。
残念ながら結婚…は今できる状況じゃないけど、
せめてミヤビの好きな京都で
何か俺たちリセットできるんじゃないかと思って。
…返事、待ってます」
懲りない男。
本気で結婚したいのか?
いや、結婚出来ないミヤビを哀れんで、
京都で結婚式ごっこでもやってやるって意味なのか?
彼の気持ちが分からない。
そしてミヤビ自身も分からない。
京都でリセットなんてできるはずない。
むしろ京都で心中する勢いになりそう。
今そこまで全力で彼を愛してるのかな?
ただ手に入れられそうで手に入れられないギリギリを
お互い楽しんでるだけ?
京都に二人で行けば、
綺麗な京都での結婚の夢は崩れる。
どうしよう…
いつか京都で結婚… Vol.9
独身族の皆様ごきげんよう。
京都の結婚に憧れてる滋賀人ミヤビです。
バカなミヤビは結局婚活そっちのけで元彼の不倫相手と会っちゃいました。
しばらく会ってないことでかなりぎこちない感じ。
お互いあの別れ方でかなり気まずい感じ。
最初に切り出したのは彼。
「ゴメン、随分悲しい思いさせたし、振り回しちゃったね。
決して遊びだけのつもりじゃなかった。
できることならミヤビと結婚も考えたかった。
実を言えば家内とはだいぶ関係が冷めつつあったし。
都合よくと言われそうだけど、確実にミヤビに惹かれつつあったんだ。
だから怖くなって余計に家族を主張した。
離婚するかどうかまだ決定してはいない。
ただ先のことは言えないけど、ミヤビと結婚したいという
意思がなかったわけじゃないことだけ伝えたくて。」
なんて卑怯な言い方!!
こんなこと、今更聞かされて、
ミヤビがそういう言葉に弱いって分かってて。。。
唇を強くかんだまま、ただうんうんうなずいて聞くだけのミヤビ。
ノンの京都の結婚式以来、
結婚に対する願望が日ごとに増し、
二人の不倫関係にヒビが入ったことは間違いない。
今更ながらミヤビもその事実を話した。
京都で結婚式した友人に憧れを抱いたこと。
自分には京都でこんな結婚式は到底ムリだという絶望感、
それでも心のどこかであなたと一緒に京都で結婚したかったというかすかな期待。
彼もただただ下を向いて聞いていた。
時間がゆっくり流れていく中、
何一つ着地点が見当たらないまま、
「結局、出会っちゃいけない二人だったんだね」
とだけ。
いつか京都で結婚… Vol.4
独身族の皆様ごきげんよう。
京都の結婚に憧れてる滋賀人ミヤビです。
そろそろ滋賀で婚活始めようか考えてます。
それにしても不倫は本当に疲れます。
色んなエネルギー消耗します。
ミヤビはノンの京都での結婚式が忘れられず、
だんだん自己嫌悪に陥ってきました。
このまま彼と一緒にいられれば、
ほとんどお金を使わずに欲しいものが手に入る。
一人ではなかなか行けない美味しい料理も食べられる。
出張がてらたまに旅行もいける。
全て「〇〇商事 広報部 秋山」でさえ貫けば。
でもムリだった。。。
離婚なんて一切考えてない彼。
家ではとても家庭的なよきパパ。
二人のお子さんに恵まれ
手帳にも最近生まれたばかりの子供の写真が。
しかしミヤビには避妊する彼。
あぁミヤビは妊娠しちゃいけないんだってすごく辛かった。
どこまでも不倫には気を使っていた彼。
だから4年も続けられたんだと思う。
うまくやれれば一生バレずにこのまんま。
このまんまミヤビはただの愛人。
奥さんを越すことなんて出来ない。
だから自分から壊してやった。
彼の車にわざとメイク落し(試供品)を落とし数日経過。
ことは予定通り進み案の定奥さんにバレ修羅場に。
「わざとか?」と聞かれたときに
「わざとだといったらどうする?」と聞き返した。
それっきり沈黙が続いたのち彼が発した言葉。
「俺は家族を愛してる。
離婚なんて考えてない。
だからミヤビとも結婚できない」
涙が止まらなかった。
あ~思い出したらまた涙が。
滋賀で婚活しようかな。
いつか京都で結婚… Vol.3
独身族の皆様ごきげんよう。
京都の結婚に憧れてる滋賀人ミヤビです。
秋の京都で結婚式。
友人ノンは純和風結婚式にこだわり、
場所もあえて京都を選んだらしいです。
結婚するなら絶対チャペルウェディングって決めてたミヤビは
ノンのあまりに美しい姿にすっかり魅了。
その時秋の京都は紅葉真っ盛り。
前日の雨で、うっすら残る葉っぱの水玉が
なんだかミヤビの心の涙に見えてきました。
ノンは滋賀のお見合いパーティーで出会った人と結婚。
ノンも元々ミヤビと同じ不倫ちゃんでしたが、
このままじゃ一生結婚できないと悟って自分から関係にピリオド。
確実な幸せ求めてお見合いパーティーに参加したのでした。
同じ不倫ちゃんなのにこんなにも賢いノン。
羨ましい。
結婚のお相手は和食関係の料理人さん。
元々和に興味なかったノンも、
彼の環境を通してすっかり日本風好みになったみたい。
ノンの親戚が結構京都に住んでるらしく、
前々から京都は馴染みの場所。
旦那さんも京都での結婚式には大賛成で、
みんなの意見一致で京都に決まったんだって。
でも京都で結婚式って本当に風情がある。
ミヤビがどんなに綺麗だって言っても、
その京都の綺麗さ、花嫁の綺麗さは伝わらない。
ただ言えること。
それはノンの結婚式を見て、
ミヤビは「制限されない愛」に超飢えてるなって実感。
話したいときに話して、
笑いたいときに笑って、
ただ側にいたいときにただ側にいる。
こんな当たり前のことすら許されない
今の関係がもう限界だったの。
いつか京都で結婚… Vol.2
独身族の皆様ごきげんよう。
京都の結婚に憧れてる滋賀人ミヤビです。
前回のお話の続きします。
20近くも年の離れた彼とのデート。
決まって滋賀でデートすることが多かったんですが、
会社の広報部だった彼は、日本全国飛び回ることが多く、
出張を利用していける範囲でミヤビも出張先に行くこともあったんです。
周りからは疲れない?とか頑張るねとか言われましたが、
不倫の場合逆。
なるべく遠いところの方が気が楽なんです。
割とはぶりのいい会社ともあって、
ゆとりのある出張日程が当たり前。
奥さんには一日多く出張と偽って、
最後の日は二人で思いっきり楽しく過ごしました。
普段甘えないミヤビも、
このときは思いっきり甘えんぼ。
普段押し殺していた感情が一気にあふれ出る感じで
自分でも押さえ切れません。。。
時には「ねぇ、離婚して」って言ったこともあったんですが、
彼は頭を優しくなで、
「ミヤビにはミヤビの幸せが見つかる」
ってなだめられ何回か泣いたことも。
辛かったなぁ。
同じくらい軽い気持ちで始まった恋なのに、
ミヤビだけどんどん深くなってく。
彼は最初と少しも変わらないのか、
いつも恋に冷静。
やっぱりオトナの男だっていつも感じてた。
でもそんな彼にますます惹かれていくミヤビ。
二人の不倫ルールもめちゃめちゃに壊したい衝動との戦い。
そんなある日、友達ノンの結婚式の招待を受けました。
場所は京都。
結婚にも京都にも興味なかったミヤビが、
この日を境に京都と結婚に異常に憧れを持つようになったのです。
いつか京都で結婚… Vol.1
独身族の皆様ごきげんよう。
京都の結婚に憧れてる滋賀人ミヤビです。
皆様は結婚願望はありますか?
今結婚を身近に感じたりしてますか?
ミヤビは今、無性に結婚したいと感じてます。
しかも式は絶対京都。
京都で神前式みたいな純和風な結婚式を京都でと夢見てます。
ミヤビは今27歳。
去年、ある会社の部長さんとの超真剣不倫4年間にピリオドを打ち、
同時期に友人のノンが京都で結婚式を挙げたことで
かなり結婚にピリピリナーバスになってます。
元々軽い気持ちで20近くも年の離れた男性と付き合いだし、
元々お小遣い稼ぎ程度にしか考えてなかった恋愛が
気がついたときにはもう抜け出せないくらいどっぷり…(;‐;)
見た目なんて全くタイプじゃないし、
何故好きなのか答えられないくらい。
でも本気で愛してました。
所詮不倫なので自由に会えない辛さ、
メール一つも奥さんにばれないように言葉遣いに気をつけ、
まるで取引先からのようなサッパリした文章。
電話なんてタブー。
彼の電話帳のミヤビのアドレス登録は「〇〇商事 広報部 秋山」
となってます。
もちろんミヤビの苗字は秋山なんかじゃありません。
最初はそんなことくらいなんとも思わなかったのですが、
彼を好きになるにつれてそんなこと一つ一つが
苦しく寂しくむなしく感じるようになったんです。
別れるきっかけ。
それは彼の会社出張ついでに合流したお忍び旅行の発覚。
今思い出しても本当に幸せから一気に地獄を味わった出来事でした…